ろくでもねえはなし

睡魔に左半身を殺された今日分の私の備忘録

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理論には意思が見え隠れしていると思う。何が何でも正しいと言い切りたい発見者の意地が、ちょっとだけ、数字の奥で、グラフの後ろで、ぎらぎらと細い目でこちらをにらんでいるように思える。

しらんけどなあ

正しさが強調されるあまりにカジュアルに疑うことが許されない。「ほんとうにそうなのか」って指摘されるの超めんどくさい。だから語気と語彙力を強めて威嚇するのよ、あなたもわたしも。 「きっとそうよ、まちがいないわよ、そうじゃないのはおかしいわ！」しゃんしゃん

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「メキシコ人、好き」「典型的な日本人、苦手」「ラテンの国だから明るいのかな」「ほら、みんな日本人って真面目でしょ？」「外人さんって…」だれもその人を見ていない

いや、でも私もそうかもしれない 。「貧しさをメキシコに期待していたから開発に興味ある人間が多い」とじつは勝手に捌いて括っているのかもしれない。

それか見たくないのかもしれない。

典型化してわかった気になりたいのかもしれない。脳みそが楽をしたいからかもしれないし、分析屋を気取りたいからかもしれない。

他人より優位に立てれば、それで自分と彼らを差別化できれば自分の立場が維持できるとまだ思っているのかもしれない。

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アイデンティティ構成要員の中で国籍ってあんま重要なことではないって、わかってほしいな、他人ではなく、日本人を毛嫌いしていた3年前のわたしに。

もうわかっていますか

そうですか

そりゃー失礼いたしました

私は、日本に帰ることになっても、それか他の国に行くことになっても、もう日本を嫌いにならないかもしれない。

日本がアゼルバイジャンくらい遠くの存在になってしまったからかもしれないし、「本当に適応力がある人間はどこに行っても生きていける」がドグマとして押し付けられているからかもしれない。

押し付けられている…ってまた被害妄想的な書き方ね。ありゃりゃ、仙人への道のりはとおい〜。