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私の文章に論理性を求める気でしょうか

会社のはなし

もし今日本にいたら私は何をしていただろう。多分、仕事は続けていただろう。おそらく、日本市場担当からは完全に抜け出すことが出来ただろう。それでもって、実力の伴わないまま出張の数と勤続年数が増えていただろう。「次の海外は〇か△とかだったかな」「ごはんおいしいかしら~」とか考えていたに違いない。「12回目だ!手当がつくやん!ほへんほへん!」とか。

 

あらためて、あのタイミングでやめてよかった。在籍していた1.5年でお腹いっぱいになるくらい、会社のことや人間のことを教えてくれたあの会社のことはありがたいと思っている。「相手の出勤停止数日間で、人を信用する心が返ってきたか」「わかってほしい人からわかってもらえない苦しみから解放されたか」といわれると、ふたつともノーだけど、永遠にノーだけど、私はactivistでも啓蒙家でもないし、正直あの件を考えるために長い時間を割きたくない。たまに、目の前に座った人が携帯を椅子の下でいじっているとき、思い出すくらい。でも、それよか楽しいことを考えていたい。

 

あの件は残念だったなと思って、逃げるんじゃなくて、次のすてきな場所を探して、すてきだなって思う人たちに出会って、見つけるために動いて、そういう風に生きていきたい。ともを。

 

会社での経験は総じてよかった。

一点だけ会社のマイナスな点を挙げると、私のいろんな部分や経験を対象に比較しようとしてくる同世代が残念だった。勝手に土俵に上げられていろいろな尺度でまじまじと観察される「私」は「あなた」とは比べられることが出来ないはずなのに。あなたはあなたで十分すてきなはずなのに。

だからと言ってはなんだけど、今私の周りにいる人たちには、できるだけそれをわかってもらえるよう、ちゃんとかかわりたいと思う。すてきだなっておもったら、ちゃんとすてきだなっていわせてほしい。

 

 

Debes brindar amor para después pedir
Hay que perdonar para poder seguir
Recuerda que tenemos sólo un viaje de ida ってな!