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私の文章に論理性を求める気でしょうか

大学生のはなし

大学生の時の一連のメモを見つけたので、25歳の私が茶化そうと思う。はんずかしい日本語も残しておこう。30歳、40歳の私がこれをはじゅかちい~!って思っても、もしかしたら50歳の私には新しいものかもしれない。

公開処刑はじまり(青色20歳)

アメリカでは外国人留学生、日本ではアメリカ留学生、メキシコでは訪問者というありがたい免罪符を戴きながらとうとうどの文化慣習にも溶け込む事の「できなくなった」わたし(多様化した社会にシンボリックに"参加した"と言えば聞こえはいいけれど)。毎年日本に帰るたびに増していった異様な心地悪さに気付く時、自発的に馴染もうとしない自分から湧き出るあやしい区別感情と図々しさに気付く時、何者にもなりたくない自分の何かオリジナルなものやマイノリティなものへの憧れに気付く時、どうあがいても日本人であることの諦めと最終的な安堵感に気付く時、どこかの社会に溶け込んでいればこんな事を思う事もないんだろうかと思う。

アイデンティティのラベルを自分で勝手に体にべたべた張り付けた上で、嫌がる素振りを見せつつ内心恍惚としている20歳。今は何にもないよ、よかったね馬鹿。海外滞在年数と発言権がイコールだと思っていたあなた。あなたが大切にしていたラベルは、私にとって大事にするべきものじゃないってわかって、あー、ほんとよかった。

 

一定期間外国に行ったからと言って簡単にその文化に染まりたくなる訳ではないし、外国かぶれだと思われても致し方ない。私はアイデンティティクライシスを起こす間もなく日本人。国に帰れば山に住むただの田舎娘。しかしまあ、家族と外国で幼少期を過ごした人へ羨ましさを抱く時、今だに異人種とは結婚するなと笑いながらのたまう家族の影がよぎって、彼らとわたしのせつない土壌の違いを考えると、「アレ」の正体が日本人由来なら、(左だのタカだのなんとでもどうぞ) プギャーと発狂したくなる。

発狂してろバーカ!!

土壌が違うどころか土俵も違うよ。あなたが「勝手に」他人の土俵に乗っかって「勝手に」劣等感や優越感を抱いていたんじゃないの。究極的にジャッジメンタルなあなたが多様性を予め都合よく定義づけようとしたの?そのはかりから洩れた人を恣意的に無視しようとしたね?楽なのはわかるけど、20歳で楽しないで。親の考えも一種の多様性に含めるべきだったのでは?もしあなたが「本当に」多様性を考慮できる人になりたかったのであれば。Cultural Relatismは心にきついけど。

 

 

If people wanna be strong to be able to feel superior to others, I, shall, stay weak. I don't even try to convince them to redefine strength. When nobody chases me, I can go where I want; far away from power. Don't force me stand in front of your start-line.

力への意思好きだったんだな~。パワーに異様なこだわりがあるね、自分で弱いってわかってるんでしょ。哲学は実践してからが醍醐味だ、20歳。世の中を知ったふりして自分の乏しい経験のみで事象を体系化しようとするおばさんにならないでね。虚栄の為によくも知らない物事の傾向を語ろうなんてしちゃだめだよ。

 

 

愚痴について

いつまでもナメクジの欲情みたいな、べちゃべちゃしたものにかまっている暇はない。他人に愚痴を吐いていると、危ない、何かいやらしい感情が沸き起こってきてどうしようもなくなる。いつか自分が本当に狂人になってしまうのではないかと、すごくすごく不安になる。

太宰が好きだった頃でしょうか、何でしょう、いま、もう恥ずかしくて(?)読めない。

まずナメクジに謝れ、愚痴は吐くな

 

 

アニャニャー最近生きてる気もしないから戦争映画でも見ようかし、らん、彼の言っていた'上品さ'がここにあると思うとつくづく私の感情もお手軽になったなって思います。

メキシコに来ると毎日車にひかれそうになってるから、そういう時に私生きてるって感じるアニャニャー。

 

「クロコダイルは」「アイボリーコーストで」「しょうがないを口癖にして君の友達を食っているよ」「腕が一番美味しいらしい」「腕の振りすぎて筋肉が付いているんだって」「だからおいしいんだ」「食べた後は」「コーラを飲みながら」「多勢の優しさがなあなあにしてくれるのをあそこでじっと待っているんだよ」「結局あいつも白人信仰者か」「関係ないだろ、よせよ」そういえば聞いてよ、右側のハサミが小さいザリガニがいてね、そいつは誰に右手を取られたかなんて考えなくていいんだって」「「「いいなぁ」」」「僕は頭にシラミがついてるかなんて聞かれた事ないよ」「「「いいなぁ」」」

いいことあるといいな25歳。人を色々なものに例えて揶揄する癖は、だんだんなくなったから、これを成長と呼んでおこう。最近クロコダイルは元気がないから、そろそろ売り飛ばされるらしい。地元にパチンコ屋が増えたのは、それが理由だと、みんなみーんな言っている。